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Associa Cafe2008.8.1Vol.11
子どもたちからもらう「ありがとう」の言葉と心が ツアーナースの喜び
【氏名】 安藤可奈子(あんどうかなこ)さん
【資格】 看護師、旅程管理主任者、第一種衛生管理者
【前職】 県立病院 救急病棟・脳外科・形成外科、企業内健康管理室など
【現職】 主にツアーナースの単発業務
【目標】 ツアーナースの経験を活かしながら、今後もさまざまな経験を積んでいきたいと思います。実はツアーナースをはじめてから、旅程管理主任者の資格を取得したのですが、医療だけにとどまらず、いろいろな角度から役立つことを学んでいきたいですね。そういった自分の挑戦が、現役の看護師、これから看護師を目指す人の環境づくりに繋がればうれしいです。



頼れるのは自分の経験と判断 過去の経験が活かされる看護知識
 パソナメディカルで、本格的にツアーナースの業務を導入する際、立ち上げスタッフとして勤務を始めました。ツアーナースのお仕事をする前は、24時間拘束されることが「大変そうだな」という印象を持っていました。実際に勤務をする前も睡眠や食事はとれるのだろうか……と、いろいろ不安に感じていました。しかし、勤務してみると、そんな不安を吹き飛ばすほどの充実感があったのです。病院勤務は常にドクターが近くにいますが、ツアー先では設備もないですし、すぐにドクターの指示を仰げるわけでもありません。自分の状況判断ひとつで、先生方へのアドバイスが適切にできるかどうかが決まり、生徒さんの症状が良くなるか、悪くなるかに影響するわけですからとても緊張がありました。そこが病棟勤務とツアーナースの大きな違いですね。この仕事について、過去の経験の大切さを感じ、病院勤務時代にいろいろと教えてくれた婦長や先輩に改めて感謝しています。
 その反面、自分ができる範囲の中で状況判断し、お預かりした生徒さんたちを全員無事に連れて帰ってこられたときの喜びは、何ものにも変えられません。また、お世話させていただいた生徒さんが、帰り際に「ありがとうございました」と言ってくれる、そのひと言が本当にうれしいのです。修学旅行の決まったお小遣いのなかで「お世話になったから看護師さんに何か買おう」と言ってくれた生徒さんもいました。物だけではないその気持ちが本当にうれしいですね。そういう喜びがあるから、この仕事を続けているのだと思います。
生徒さんからの「ありがとう」のひと言が何よりの原動力
 ツアーナースとしての仕事は修学旅行の同行も多いのですが、特に印象に残っているのは、九州の高校生に同行したときですね。初日に生徒さんたちを羽田で出迎えたのですが、その時点で高熱のある生徒さんがいたのです。
 空港内の診療所につれていくと、インフルエンザであることがわかりました。当日に1人、次の日に3人、また翌日に2人と発症し、連日生徒さんを帰さなくてはならない状況でした。その中で、インフルエンザではないけれど、初日から熱を出している生徒さんがいたのです。しかし、どうしても最終日に予定されているディズニーランドに行きたいというので、様子を見ながら旅行を続けていました。迎えた最終日、体調も良くなかった為、この状態で飛行機に乗せることは難しいと判断し、直接本人に言うのは苦しいけれど早めに新幹線で帰宅せざるを得ないと私の考えを伝えました。「体調がよくないから他の生徒さんと一緒に行くことは難しい。本当に申し訳ないけれど、理解してね」と。生徒さんもはじめは顔を見て聞いていたけれど、そのうち声もあげずにポロポロ涙を流しはじめたのです。つらかったのでしょうね。「ごめんね。一緒に行きたかったけど、やっぱり体が大事だから」と泣きながら別れました。それから1年経ったころ、パソナメディカルに私宛ての大きな荷物が届いたのです。「僕のこと覚えていますか? あのときはお世話になりました。今年は受験で難しいけれど、いつか必ずディズニーランドに行きます」という手紙と一緒に、大きなようかんが送られてきたのです。その気持ちが宝物ですね。
 修学旅行は高校でも中学でも、そのメンバーで行けるのは一生に一度なのです。怪我や病気・事故が無く、無事に旅を終えることができるかどうかが大切だと思うのです。それができなかった時には、やはり自己嫌悪に陥りますね。でも、その時は辛かったけど、後からでも分かってくれたことを知ると安心しますね。
ツアーナースは大きなやりがいと今後の可能性を秘めた仕事
 ツアーナースに興味があるけれど、私のようにいろいろと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれど、パソナメディカルでは、ツアーナース用のマニュアルも作成していますし、しっかりとした研修もありますので、その辺りは安心できるのではないかと思います。ですから、興味を持った方は、ぜひ挑戦していただきたいですね。ただ、「旅行に行ける」という軽い感覚ではじめると、割に合わない業務内容だと感じるかもしれません。私の場合、はじめの頃は仕事とプライベートのオンとオフが、なかなかうまく切り替えられませんでしたね。やはり、夜は生徒さんたちの体調も変わりやすいですし、みんなが起きている間は万が一に備えて待機しておく必要があります。また、朝も生徒さんたちの起床予定時間より前に起きていますので、実際に眠れる時間は3時間ぐらいでしょうか。そのリズムのまま帰宅すると、勤務が終わっても2時、3時頃まで起きていて6時前には目が覚めてしまうということもありました。けれど、今は慣れてきて、図々しくもなったんでしょうね(笑)。生活のリズムも自分で戻せるようになりましたし、気持ち的なオン・オフもうまく切り替えられるようになりました。
 単に旅行に同行して、何か起こったら「生徒さんを病院へ連れて行ってください!」と言うだけなら、ツアーナースの意味がありません。看護知識はもちろん、旅行の行程を管理していくという業務もありますので、決して楽な仕事ではないと思います。でも、「生徒さんを安全にサポートする」という気持ちがあれば、きっと計り知れないやりがいを感じられる仕事だと思います。また、自分の経験を活かして判断をし、その判断で誰かの体を守れるというやりがいやその相手から感謝の気持ちを感じたときの感動は、何ものにも変えられない喜びになると思いますよ。
My item マイアイテム
タンブラー&ドリンク 日焼け止め
旅行先の部屋で、ちょっとした癒し時間を過ごすときのマストアイテムです。朝はコーヒー、夜はココアが私の定番。最近は「SWISS MISS」のココアがお気に入りです!
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