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2006.02 VOL.3
ツアーナースは華々しいイメージとはかけ離れ、不安との戦い?
必要とされるのは、幅広い医療知識と社会的知性(総合的な人間力)

ツアーナースのお仕事は、主に小・中・高校生の修学旅行や自然教室に付き添って、生徒の健康管理を行うお仕事です。
周りからはよく「ただで旅行に行けて、楽しそう!」といわれますが、実際は幅広い医療知識と社会的知性が必要とされます。
旅行先では、医師の指示も仰げないうえに、医療機器を使った細かいデータもありません。その状況下で、生徒の訴えを見過ごすことなく、あらゆる可能性を探り緊急性の有無を判断し、経過を追う必要があります。
また、最近ではメンタル面の問題を抱えた生徒も多く、対応が難しくなっています。学校や旅行会社の対応も様々ですので、自分の判断だけで行動するのではなく、常に先生と添乗員への報告・連絡・相談が必要です。もちろん、一番大切なのは生徒とのコミュニケーション。生徒にとっては一生に一度の旅行ですので、出来る限り行程をこなし、楽しい思い出を残せるように怪我や病気を未然に防いであげたいと思います。
そこで私は、宿泊先で用意いただいている保健室で待っているだけでなく、公共スペースに陣取り、積極的に生徒に声を掛けるようにしています。自分から壁を取り払うことで、相手からも話しかけてもらいやすくする、そのようにコミュニケーションを図ることが、健康管理の第一歩なのです。
もちろん、思春期の生徒なので、無視されることもしばしばですが、そんな事で落ち込まない精神力も必要ですね。


  駆け出しの頃は、二度とやりたくないと思ったことも

インタビュー風景

◆ツアーナースについて熱心に語っていただきました

ツアーナースを始めた頃は、行程をこなすだけで精一杯でした。応急処置の方法は分かっていても、初めての土地で思うようにできず、不安で一杯でした。また、先生や添乗員だけでなく、もっとも必要な生徒とのコミュニケーションも十分に図ることができず精神的に張り詰めていました。
そんな状況から、ツアーナースを続けるきっかけとなったのは、先輩看護師さんのお仕事ぶりを拝見し、気持ちが楽になったからです。2名体制のお仕事で、先輩看護師さんと行程を共にし、積極的なコミュニケーションの図り方や行程のこなし方を知り、自分なりのペースを掴めるようになりました。そのときから、生徒さんの表情や行動に目がいくようになり、かわいくて辞められなくなりました。
今では、寝不足にも負けず、夜のミーティングにも積極的に参加して、翌日の行程には常に新鮮であるように心がけています。
また、あえて仕事の範囲を決めず、手が空いているときには安全管理の一環として横断歩道での誘導などもお手伝いしながら、生徒との出会いを楽しんでいます。
これからも、しばらくはツアーナースのお仕事を続けながら、夢を目指して様々な国の医療事情も勉強していきたいと思います。

 

マイアイテム  

◆ ファブリーズ
北海道は、必ずジンギスカン料理がある為、服に匂いがつくと体調不良の生徒にも悪影響を与える可能性があるので私自身が重宝しています。ツアーナースならではの必需品ですね。
◆ のど飴
トローチや龍角散が駄目な生徒が以外に多く、また、海外では買い物規制があったり、購入タイミングが合わなかったりするので生徒には好評です。
◆ 干し梅
寝不足が続き、気分が悪いときに食べるとすっきりします。生徒も乗り物酔いが多く、酔い止めの薬が足りなくなったり、薬にアレルギーのある場合も効果的です。

 

お仕事マイアイテム
ツアーナースを希望される方へ  

ツアーナースのお仕事は、新鮮な出会いや充実感を得られる素晴らしいお仕事です。
しかし、お仕事を希望される方には、なぜ「ツアーナース」をやりたいのかをまず考えていただきたいと思います。旅行に行くことができて、お給料ももらえるという安易な考えでは、大きな失敗に繋がるからです。
特に海外は大変です。10回程同行しましたが、帰りの飛行機で必ずと言って良いほど、熱発者が出ます。国によって医療事情が異なりますので、国内以上に受診させるか悩むことが多く、語学力が必要になることもしばしばです。
医療事情、時差、食文化から歴史・名所なども事前に調べて参加し、先生・生徒・添乗員と上手く信頼関係を築いています。海外のツアーを希望される場合は、国内のお仕事で様々なことを経験してから挑戦していただきたいです。
皆さんにも一期一会の心構えでツアーナースのお仕事に臨んでほしいと思います。

 
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